正規分布の覚え方
正規分布(ガウス分布)の確率密度関数の式って覚えづらいですよね。今回は自分的に頭に入りやすい覚え方をまとめる。
覚えたい式を以下に書いておく。これを一度見ただけで覚えられる人は天才。
正規分布の式の覚え方
気合いで覚えること
まずは ガウス積分 の結果を覚える。
ここで被積分関数の を確率密度関数っぽくしたい。全区間の積分が1になるように正規化した関数を考える。ガウス積分の結果を考慮しつつ以下の確率密度関数 を作る。
この関数の形はこんな感じである。
そして、これが 平均 , 分散 の正規分布 になっていることを覚える。
覚えることは以上である。なんならこの平均と分散は計算して導いてもよい。
平均と分散を調整する
ここから平均 、分散 の正規分布の式を導きたい。
まずは分散を調整する。具体的には関数 の分散を から にしたい。
標準偏差でいうと から にしたいので、関数を 軸方向に 倍に拡大すればよい。これは を で置換すればよい。
おっと、面積も 倍になってしまったので定数も修正しよう。
最後に、平均が から になるように調整する。
この関数は平均が なので、平均を にするには 軸方向に だけ平行移動すればよい。これは を で置換すればよい。
これが の正規分布だ。
おしまい。