統計で出てくる積率母関数って覚えてもすぐに忘れますよね。印象づけて覚えるためにマクローリン展開との関連性をメモる。
覚えたいこと
確率変数 の積率母関数 は以下である。
この関数を使うと以下のようにして n 次のモーメント を計算できる。
印象付けて覚えよう
指数関数 の マクローリン展開 は以下である。
を に置き換えると以下となる。
期待値 は線形性があるので以下が成り立つ。
定数倍を期待値の外に出すと以下となる。
これが積率母関数 である。
両辺を微分してゆくと以下のようになる。
このように n 回微分して を代入すると右辺は n 次のモーメント だけが残る。
めでたし。